一般社団法人 岐阜県林業経営者協会

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9月号

 

 弊社で施工した15年前の作業道丸太組工法です。組んだ材木の大半は腐植し、路肩が少し傾いていますが、車の走行には何ら支障ありません。壊れても産業廃棄物にならなく修理が容易、残土処理も可能!

 この工法を考えられた大橋先生、有難う御座います。

 小澤 建司

 

 GPSを駆使して境界の調査を行うことは、今では当たり前のこととなりました。このデータの蓄積が我々の財産となります。

 

 寺田 啓起

 

 作業道の急傾斜地で補強土壁工の施工をいたしました。

 急傾斜地や崩壊地をどうしても抜けなければならない場合に使えそうです。

 

 遠藤 雅樹

 

 

下刈は、植林から数年間のイメージです。しかし、弊社では「先行下刈」と呼び、高齢級の間伐を行う前にも行っています。作業効率や視界確保のため23mほどに伸びた下層植生を刈り払い機で倒していきます。

葉がついていると視界が悪いため間伐の1年前に行っています。

古川昌樹

 

 

 今年の6月頃から、根尾北部の山林はマイマイガの幼虫が大発生し、広葉樹の葉っぱの殆どが食べられました。ここにきて再び広葉樹は芽を出し始めたので一安心!自然の力は人間が思っているより多様です。

 

小澤 建司

 

 マイマイガの被害にあってから、広葉樹の芽は出たものの、やはり木に負担が掛かっているみたいです。ミズメはいつも10月末に種を落とすはずが、8月末から種を落とし、ブナの実やコナラ・ミズナラのドングリは全く実っていません。

 今年は、熊が里に下りて来たり、樹木の皮剥ぎ被害に遭いそうです。

小澤 建司

 最近、関市内の156号線沿いで見つけた景色です。見つけた時は、ソーラー発電の波もここまで押し寄せて来たか、と驚きました。建設中のパネルは、ほぼ南を向いています。

 山林の活用法も時代の流れに添って、いよいよ変わりつつあります。

 しかし、環境のためのソーラー発電が山地を減少させるというのも、本末転倒な気がします。

小坂 善紀

 全て杉の心材からとれた板です。左の黒い板は「黒心」という欠点の材から取れた板です。水分を多く含み、乾燥が手間なため市場ではあまり見られません。

 乾燥技術が進んでいる現在、色の黒い杉も使ってもらえると面白いと思います。

古川昌樹

 

 高山の家具屋メーカーが根尾の現場を視察し、広葉樹をお買い上げ!このメーカーは材料仕入れを90%北海道で行っているらしく「岐阜でまだブナが購入出来るのですね!灯台下暗し!」と言ってました。

 弊社の山にはブナが多く、ブナはシメジの菌床栽培にしかならないと思っていた。お互い、情報発信力不足を痛感しました。

 小澤 建司

 父親と境界の確認を行いました。

 所有山林の現状を把握することは林業経営の基本中の基本です。

 

 寺田 啓起

 

 木が成長するにつれツルにより締め付けられ、変形し材木として折損が生じます。他にも、ツルが絡まった木々を伐採する際、倒れない、予想外の倒れ方をする等危険がいっぱいです。

 先代から人様の山でもツルは切っておけよと言われたほど山の迷惑者なのです。

 

 河方久典

 

 

 スイングヤーダによる、全幹搬出を試みている。今回はヒノキ50年生ですが、将来的に80100年生の材まで搬出できるようチャレンジしていきたい。

 

 古川 昌樹

 春先まで行っていた高齢級の間伐現場ですが、虫が入らない、皮がむけない季節になるため再度入ります。架線を張るセンターラインを検討中。

 

 古川 昌樹